従業員
世界的企業である当社にとって、従業員の多様性は大きな力の源です。
そのため、当社はバックグラウンドや能力、意見の異なる人々を尊重します。
環境・労働安全衛生
私たち従業員が安全かつ衛生的な環境で働けることは必要不可欠です。私たちは、当社のすべての業務とサプライチェーンにおいて労働安全衛生および環境責任における業界のリーダーになることを目指しています。
私たちは、各業務について体系的なレビュープログラムを実施し、常に監視することにより、該当するすべての健康、安全、環境に関する法律と規制を遵守し、サプライヤーにも遵守してもらうよう徹底します。
衛生・安全・環境に関する当社の取り組みについては、従業員憲章および運営原則で説明しており、 衛生・安全・環境方針でさらに詳しく説明しています。
個人データの保護
当社は従業員のプライバシーを尊重し、従業員の 個人データを保護することを約束します。. 当社は、 個人データを合法的、透明かつ公正に取り扱います。 また、 個人データの機密性を保護するために妥当な措置を講じます。
Q
私は人事部門で仕事をしています。先日、あるマーケティング会社から、新しい診療所に関する貴重な情報を送付したいので全従業員の自宅の住所を教えてほしいと頼まれました。 その情報は従業員にとって有益かもしれませんが、そのマーケティング会社の依頼は断りました。 私がしたことは正しかったでしょうか。
はい。私たちの自宅住所は機密情報であり、合法的な業務・雇用目的または法令で必要とされる場合に限り、開示できます。 従業員にサービスを売り込むことは、 個人データを開示する妥当な理由にはなりません。 そのような行為は本規範に反しており、対象地域の個人情報保護法違反になる可能性があります。
人権の尊重
当社の、フェア・エンタープライズの理念にとって、従業員およびその他の利害関係者の人権を尊重することはその中核となります。 当社は、人権に関するあらゆる適用法令および規約を順守することを約束します。
社員憲章に則り、公正かつ衡平な扱いを信条としています。 当社は、すべての人が尊重される職場環境を実現するため、ハラスメントや差別に関するポリシーを確立し、不適切な行為を是正するための苦情や調査手続きを実施しています。 当社のローカルポリシーは、多様性を尊重し、個人の習慣や信条に対する寛容さを奨励し、法的に保護されたすべての理由に基づいて、支援を必要とする人々を受け入れるものです。 当社には、職場における暴力といじめを禁じるポリシーもあります。
従業員に公正な労働条件を提供し、当社組織またはサプライチェーンにおける奴隷の使用、未成年労働や強制労働を禁止します。当社のグローバル労働基準は、国連の世界人権宣言第8条「国際労働機関 (ILO) の基本条約」および「労働の基本的原則及び権利に関するILO宣言」を認めるものです。 当社は、国内の法的要件とともに、安全で尊重された環境の公正な条件のもとで、自由に働くことができる従業員の権利を認識し、適用される雇用基準の要件を満たすか、または上回るよう尽力しています。
また、従業員憲章に基づき、客観的な基準と内部公平性、外部競争力の原則に則って、個人の特性にかかわらず公正な報酬を与える無差別的な報酬慣行に取り組んでいます。
また、当社のサプライヤーやその他の取引会社にも、該当法を順守することを求めています。
Q
当社のサプライヤーが未成年を雇用している疑いがあります。 どうすればよいでしょうか。
上司、法務、コンプライアンス、購買に速やかに報告してください。
ミシガン州トロイの営業所の従業員を北米サプライヤーとやりとりする職務に昇進させることを検討しています。 その従業員は必要条件をすべて満たしていますが、障害があるのでサプライヤーが困惑しないか心配です。 このことは、別の従業員を昇進させる妥当な理由になりますか。
いいえ。私たちはすべての人に平等な昇進機会を提供するように努めなければならず、障害など法的に保護されている個人的特徴を理由に差別してはなりません。当該従業員が職務条件を満たしており、必須の職務を遂行できるのであれば、障害を理由に昇進を拒否してはなりません。
多様性の受容
従業員は、グローバル企業である当社の重要な利害関係者です。 当社は、多様な経歴、視点、能力を持つ人材に関心を持ってもらい、採用し、保持することを目指しています。D当社は、従業員憲章に深く根ざし、安全で、お互いを尊重する、包括的な職場づくりを目指し、従業員が自分らしさを発揮し、コア・バリューを体現し、持続可能な成果を上げ、グローバルブランドを向上させることを目指しています。
私たちは、差別や嫌がらせを禁止する法令、多様性に対する妥当な配慮を提供する法令など、関連する労働・雇用のあらゆる適用法令を順守します。 当社は、均等な雇用機会と昇進機会を提供し、年齢、人種、宗教、民族、肌の色、身体的特徴、性別、性的指向、性同一性・表現、言語の違い、国籍・出身、家族・婚姻状況、身体・精神・発達能力、社会経済状況、または法律によって保護されているその他の個人的特徴を理由に差別しないことを約束します。
慎重なコミュニケーションに係る指針
私たちが勤務中および業務外に書いたり発言したりする内容は、求められる誠実性と基準に沿ったものでなければなりません。
Magnaの評判と私たち自身の評判を守るためには、あらゆる書面のコミュニケーションに細心の注意を払い、それが公表される可能性を理解することが重要です。 私たちには言論の自由があり、コミュニケーションを行う法的権利がありますが、当社の名誉を毀損したり、サプライヤーや顧客を誹謗したり、機密情報を開示したり、Magnaの著作権や特許権を侵害したりする内容をソーシャルメディアに投稿しないように注意を払うことも必要です。
また、報道記者や業界の専門家、株主などからMagnaについて話すことやコメントすることを求められてもそうするのを控え、権限のあるMagna広報担当者を紹介するようにします。
当社の慎重なコミュニケーションに関する方針、グローバルEメール、インターネット、ソーシャル・メディアポリシー、外部メディア・コミュニケーション・ポリシーはすべて、コミュニケーションに関する質問役立つリソースです。
Q
私はFacebookに友達が250人おり、当社のサプライヤーに対する不満をときどきそこで吐き出しています。それを行うのは勤務時間外であり、友人や家族しか投稿を読めないようにプライバシー設定をしています。問題ないでしょうか。
いいえ。ソーシャルメディアへの投稿が決して公表されないとは限りません。 公共の場で当社のサプライヤーを批判することは慎む必要があります。 サプライヤーに関する懸念事項が本規範への違反に関連する場合は、上司、法務、コンプライアンスに報告するか、Magna Hotlineを利用してください。それ以外の問題については、Magnaのオープン・ドア(Open Door)プロセスを利用することが最善です。
オンラインの新聞記事に、当社の最近の財務結果について不正確な情報が記載されていることに気付きました。その新聞のWebサイトにコメントを書いて正しい情報を伝えたいと思います。 そうしてもよいでしょうか。
いいえ。不正確な情報については、当社の広報またはインベスターリレーションズの担当者に速やかに連絡してください。Magnaの業務について投稿することは、無許可で当社を代弁することに他なりません。
違反の報告
本規範または関連ポリシーの違反に気付いた場合は、以下のいずれかの方法で社内に報告することをお勧めします:上司、法務、またはコンプライアンスに報告する か、または Magna Hotlineのオンラインサイトwww.magnahotline.comで報告することもできます。もし電話でのホットライン報告を希望する場合、Magna Hotline ウェブサイトを利用して、当社が事業を展開している各国のフリーダイヤルの電話番号を調べることもできます。このサービスは、独立した第三者によって提供されており、24時間365日利用できます。 (現地の法律で禁止されていない限り)匿名で報告を行うことができます。 懸念事項について果的に調査できるように十分に詳細な情報を提供してください。特定の場合には、違反を外部の規制当局に報告することも認められる場合があります。この「行動規範」のいかなる規定も、居住国の法律が許可している場合、規制当局の告発機構を利用することを妨げるものではありません。
Q
Magna Hotlineを利用して違反を報告すると、どのような流れになるのですか