養蜂家たち
バニンさんは設備を会社に寄付し、拠点内に蜜蜂のコロニーを設置しました。プラストコート拠点のオフィスに、防護服2着と蜂を落ち着かせるための燻製器を置いています。同拠点のITマネージャー、ニール・ヤンさんが養蜂のアシスタントをしていますが、これまで一度しか刺されたことがないとバニンさんは誇らしげに言います。
北米の大手OEM向けにエクステリア部品を生産するプラストコート拠点は、野草が咲き乱れる広場に隣接しており、蜜蜂にとっては絶好のロケーションです。
「蜜蜂が採餌し、イヌビワに夢中になっています」とヴァニンさんは言います。蜂蜜の生産が安定すれば、慈善寄付のために抽選ができるようになるかもしれません。」
「この活動は、Magnaのコアバリューである 『協力的であること』を実践しています」とし、「私たちは一緒に働き、関わり合い、新しいことを学んでいます」としています。
産業への影響
この農園と密蜂の巣箱はプラストコート拠点における、より広範な持続可能性推進プロジェクトの一環です。Magnaはこれまでで最も野心的な環境コミットメント、すなわち気候危機と戦うための重要なステップである2050年までにネット・ゼロ・エミッションという目標を達成しようと努力しています。
「従業員の意識向上は、サステナビリティ目標達成のための重要な要素です」とプラストコート拠点の健康・安全・環境マネージャーであり、オンタリオ州ポートローリングの小さな農場で自然に囲まれて育ったジェイソン・バーバーさんは言います。また、「農園や蜜蜂の巣箱、エネルギーや資源を節約するための取り組みなど、ひとつひとつが一体となっています。こうして、私たちは環境保護のための役割を果たしています」とバーバーさんは言います。
プラストコート拠点は2016年以来、拠点から出る廃棄物の埋め立て処分をなくし、廃棄物埋め立てゼロ目標をすでに達成しています。バーバーさんは、プラストコート拠点が2022年だけで269トンの廃棄物の半分をリサイクルし、残り半分はオンタリオ州送電網のエネルギーとして再利用されたとしています。
WAGES(Water、Air、Gas、Electricity、Silosの略)プログラムにより、同拠点はデータを収集し、リソースの使用状況をリアルタイムで測定しているため、現場のオペレーター・レベルでも、センサーが検知した異常に即座に対応することができます。自宅の水道料金をモニターし、日々の使用量を調整するのと同じだとバーバーさんは言います。
また、この拠点では週末に90%の設備を停止することで電力を節約しています。
資源と地球を守るために素晴らしいアイデアを出しているのは、サステナビリティ・チームだけではありません。バーバーさんによれば、最前線の従業員たちも多大な貢献をしているとしています。
「ひとつ例を挙げるとすると、組立ラインのすべての作業セルの照明やファンは、以前は常時稼動の状態でした。従業員から、必要に応じて電源をオンオフできるようにしてほしいと要望がありました。その要望に対応し、配線を変えました。従業員の意識が高まれば、何かが変わり始めます」とバーバーさんは言いました。
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