現地では、荷物の運搬やライドシェアなど各地で消費者がどのような目的でどのように車を使用するかを調査し、次世代の車両シートを模索しました。
マグナ シーティングのプレジデントであるMike Bissonは、「実際調査を行った人間は、消費者の目となり耳となり調査をしました。」といいます。
マグナの開発研究部門のプローバルバイスプレジデントであるDino Nardicchioも、実際に中国の2都市を訪れ、学校への相乗り、買い物、夕食のためのレストランへの移動など、数日密着し、消費者調査を行いました。
社会学者、人類学者、内装デザイナーを含むほかの調査チームメンバーは、英国、ドイツ、米国を訪れ消費者調査を行いました。
「一番学んだことは、消費者は、あくまでも彼らのニーズに順応するシートを探しおり、彼らが順応しなければいけないシートは探していないということでした。」とDino Nardicchioは言います。 また、「調査後の課題は、どのように消費者のくるまの使用方法に対応するソリューションを実現し得るかという問題が残るだけになりました。」としています。
答え：劇的に車内空間を変換し、実際の使用方法に最適な環境やシート配置へ常に変更可能なシート配置変換が自由なソリューション
この革新的なシートは、3列シートの基本配置から、演出されたダンスのようにシームレスに3つのシート配置モードのカーゴモード、長距離移動モード、動く会議室モードへ変換します。上述の内、2つのシート配置モードは、早くて2022年には、実質的に量産が可能になります。
Mike Bissonは、「未来の新しいモビリティーと自動運転車の導入で、乗客の車内空間の過ごし方は、大幅に変わってきます。」といいます。また、「乗客全員が前方を向いて座る受動的なシート構造から、ダイナミックな動きのある構造へシフトしていくでしょう。」としています。
クライスラー社のミニバンに採用されているStow ‘n Go先進シートソリューションで知られるマグナ グループは、消費者のニーズの変化へ対応できる体制が整っています。
革新的シートがフロアに埋め込まれた長いシートスライドレールに沿って3つのシート配列モードへどのように変化していくのかを、実物大のシートでデモをしている際、Dino Nardicchioはこう言いました。「現在私たちは、どのようなシートソリューションを市場に投入できるか、今まで以上に非常に注力しています。」
